JOURNAL
「会った時の印象と同じ」が最強。信頼を生む、等身大のセルフブランディング
リアルで会った瞬間、印象は上書きされる
実際に会うのは、リアルな自分。
写真とリアルの間に大きなギャップがあったら、人はどう感じるんだろう。
AIが先導する時代になって、プロフィール写真さえスマホ一つでいくらでも“それっぽく”つくれるようになりました。
昔の写真を生成AIで加工したり、イラストのようにしたり。
プロンプト一つで、自分が思い描く理想のビジュアルに近づけることもできます。
一昔前の「フィルターかけすぎて、これ誰?」とは比べものにならないくらい、今は自然で精度も高い。
もはやパッと見ただけでは、AIなのかリアルなのかわからない写真もたくさんあります。
一方で、似たようなデザインや質感、似たような“美しさ”が大量に流れてくるようにもなりました。
少し美意識の高い人ほど、もうお腹いっぱい。
なんというか、インスタントラーメンを何杯も食べ続けているような感覚になることもあるんじゃないかなと思います。
私は本業が写真なので、
「リアルに見えるけれど、明らかにリアルを超えた理想の自分」が本人として提示されている世界には、やっぱり少し違和感があります。
なぜなら、実際に人と会う時に現れるのは、生成された自分ではなく、
「今ここにいる自分」だから。
写真より強いのは、実際に会った時の印象
コロナ禍で一気にオンライン中心になった世界から、ここ数年で人はまたリアルの場へ戻ってきました。
そこで交わされるのは、肉声での対話。
実物大の自分。その人の佇まい。
ヘアスタイル、メイク、服装、立ち振る舞い、表情、話し方。
画面越しではわからなかったものが、一瞬にして「その人らしさ」として立ち上がります。
そして面白いのが、その人に会う前に見ていたプロフィール写真よりも、実際に会った時の印象の方が、当然ながらずっと強く脳裏に残るということ。
「あれ?写真と全然違うね」ということもあれば、
「写真より実物の方がずっと素敵だった!」ということもある。
あるいは、「写真で見た印象のままだった」ということもあります。
これ、少し考えてみると面白いですよね。
「写真と全然違った」
盛りすぎていたり、かなり昔の写真を使い続けていたりする場合です。
もちろん「思ったより親しみやすくてよかった!」になることもあるけれど、最初の数秒で「あれ?」という違和感や落差を生んでしまうこともある。
「実物の方がずっと素敵だった」
一見嬉しいようですが、もしその写真がHPやSNSなど、多くの人が最初に目にする入口だとしたら、かなりもったいない。
実際にはもっと魅力があるのに、会う前の段階では十分に伝わっていないということだから。
「写真と会った時の印象が同じだった」
これはすごく強いです。
写真を見た時の印象と、実際に話した時の印象がきれいにつながっている。
後から写真を見た時にも、その人の声や表情、会話まで一緒に思い出せる。
写真が単なる“盛れた一枚”ではなく、
その人自身を思い出す入口になっているんですよね。
「見せていた自分」と「実際の自分」がつながっている
最近、まさにそれを体験しました。
Instagramで見つけた、とても素敵な美容師さん。
作品も素敵。でも、作品だけでは「実際どんな人なんだろう?」まではわからない。
ところがその方の場合は、実際の施術シーンや動画から、声、話し方、佇まい、お客様との距離感、スタイリングしている時の空気感まで伝わってきたんです。
だから初めて伺う時にも、ほとんど不安がありませんでした。
そして実際に会ってみたら、想像していた印象とほぼ完全に一致。むしろ、それ以上でした。
これはものすごく上手なブランディングであり、プロモーションだなと思ったんです。
「見せていた自分」と「実際の自分」がつながっている。
だから、出会う前から信頼が始まっている。
これって、すごく強いですよね。
まずは、“今のリアルな自分”と対峙する
だからこそ私は、一度
“今のリアルな自分”と対峙することが、ものすごく大切なんじゃないかなと思っています。
シワがあってもいい。
シミがあってもいい。
まずは、今の自分がどう見えているのかを知る。
そこから初めて、
「じゃあ、もっと素敵になるにはどうしたらいい?」
「今の仕事や立場に、この見え方は合っている?」
「本来の自分らしさや魅力は、ちゃんと外に伝わっている?」
と考えることができるからです。
特に、人と対面する仕事をしているなら、今の自分に近い写真や動画を人の目に触れる場所に置いておくことは、単なる自己紹介以上に、
“自分に合う人と出会うためのマッチング”
にもなると思っています。
お見合い写真でAIを使いすぎて、会った瞬間に「誰?」となったら、双方にとって不幸ですから。笑
等身大の自分を、少しずつアップデートしていく
まずは自撮りをしてみる。
写真を撮ってもらう。
近しい人に率直な第一印象を聞いてみる。
一度、自分を客観的に見てみる。
そこから、自分らしさを消すのではなく、もっと今の自分に似合う形へアップデートしていく。
ヘアスタイルを変える。
メイクを見直す。
ファッションを変える。
写真を撮る。
動画を撮る。
発信する。
すると、外見の変化が行動を変え、行動の変化が内面にも影響して、また外側に現れてくる。
内面と外面、どちらか一方ではなく、双方のベクトルが影響し合いながら、少しずつ自分自身が更新されていく。
背伸びして誰かになるのではなく、
等身大の自分そのものが、少しずつ洗練されていく。
それって、すごく素敵なことだと思うんです。
どんどん垢抜けていく人。
どんどん洗練されていく人。
もしかすると、そういう人は一度
「今の自分」を客観的にちゃんと見た人なのかもしれません。
リアルな自分と、写真や動画の中の自分。その二つがきちんとリンクしていること。
そんなシンプルで本質的な大切さを、最近すごく感じています。
「今の自分って、どう見えてる?」を客観視する場所
そして実は、この
「今の自分って、どう見えてる?」
を一度ちゃんと客観視してみる場として、
mir+deでミニ体験ワークショップを開催する予定です。
自分では見慣れてしまっている今の自分を、他者の視点や写真を通して一度見てみる。
そこから、今の自分に似合うヘアメイクやファッションの見せ方を考えて、無理に誰かになるのではなく、今の自分らしさを活かしながら、少しだけアップデートしていく。
「変わらなきゃ」ではなく、
今ある魅力をもう少し自分でも理解して、もう少し上手に外の世界へ出していく。
そんな時間にしたいと思っています。
mir+de ミニ体験ワークショップ
「今の私、どう見えてる?」
詳細はまた改めてお知らせします。
Text: Maki Amemori
